Nuke 分散レンダリング用ツールの説明
ーDeadlineなどのネットワークレンダーがない環境や、ちょっとしたものをNukeでローカルPCでレンダリングする際、分散してレンダリング出来た方が早いのでたまに使っているツールの説明を個人メモを兼ねてご紹介ー
どんな時使う?
□Deadlineなどネットワークレンダーのソフトが無い個人制作とか
手持ちのPCが1台しかない!テストレンダーではやくやりたいけどネットワークの方が混んでる!
などなどローカルで1枚づつレンダリングするのが遅いと感じる時など、1台のPCで複数枚レンダリングしたい時用。
使い方
□インストール、起動、レンダー開始!
□ダウンロード
まずはここからツールをダウンロード。
サイトにつながらない時は下のサイトから!
via: renderthreads 0.3.5 : Python Package Index
□インストール方法
上記ダウンロードしたデータの「renderthreads」フォルダを丸ごと、
「C:\ユーザー名\.nuke」のディレクトリにコピーしてください。
ツールのインストールに関しては以上です。
インストール先はNukeのプラグインパッチが通っているとこで!
プラグインパッチはNukeのscript Editor で確認できます。
スクリプト、ギズモなどのプラグインパッチ検索は以下のコマンドで!
—
nuke.pluginPath()
—
□使用方法
1、Nukeのscript Editorを開き下記のコマンドを実行してください。
そうするとツールのUIが立ち上がります。
——————
from renderthreads import renderthreads
reload(renderthreads)
renderthreads.run()
——————
2、ツールのUIに「Render,Threads,Cmd.Line,Options,About」のタブがありますが
まず書き出したいWriteNpdeを選択して、Renderタブ内のWriteNodesの部分で右クリックを押し、
「add selected write nodes」を押してください。これでレンダーするWriteNpdeを登録します。
※「add all write nodes」はシーン内のすべてのWriteNpdeを登録する感じです。
3、次にThreadsタブでレンダリングに使用するスレッド数を選択します。
Threadcountのスライダーを横に動かして使用するスレッド数を選択してください。
このスレッド数の数で一度にレンダリングかける枚数を決めます。
※多くのPCは今は大体6コアマシンですので最大12枚一度にまわせますが、ちょっとフリーズがこわいので8~10くらいの数字がいいと思います。コア数スレッド数が多いPCは最大スレッドの-2くらいの数字でいいかと!
4、次にCmd.Lineのタブで「-i」にチェックが入っているのでそれを外してください。
(チェック入ったままでも大丈夫ですが、エラー表記でる時は外してレンダーしてください)
5、上記の下準備終わったら、またRenderタブに戻りWriteNodesの部分で右クリックを押し、
Render→Render selected nodesを押してレンダリング開始です。
※途中でレンダリング止める際はDisable slectedを押してください。
以上がざっくりとした使用方法ですが、不明点等ありましたらご連絡ください。
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※ツールのhelp
http://renderthreads.readthedocs.org/index.html
※チュートリアルムービー
https://vimeo.com/116731141
まとめ!
□何事も分散するのが効率はいい
リスク回避、危機管理、何事にも1つでやるよりも多数でやった方が効率がはやかったり、すぐ終わったりしますねー!
最近は仕事の丸投げや1人にむちゃぶりをする良く無いお仕事の仕方が正義みたいなとこがあり、
なんだかなーっと思ってます。それで報酬安かったり。。。。愚痴になるのでやめときましょうw
ツールの方は1台のマシンでがんばる感じなので、
おそらくCPUの劣化ははやいかもしれませんしりません。
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