arnold6 GPUレンダー検証( ゚Д゚)

arnold6 GPUレンダー検証


ーアーノルドレンダーがGPUに本格対応っということで、実際に案件でつかえるレベルなのかを検証してみました( ゚Д゚)ー





arnold6 GPUレンダー

□色々と難ありかも、、、w


ベータ版だったアーノルドGPUレンダーが一応正式搭載っという感じでArnold6が出ましたが、実際つかえるものなのかどうか確認検証してみました( ゚Д゚)

長い前置きは無しでいきなり結論をいうと、「Arnold GPUレンダーはプレビューレンダリング用」っという感想です(‘ω’)ノ

ノイズ多くてもすぐ絵を出せる感じなので、最終レンダリングじゃないテストレンダリング、プレビューレンダリングで使うにはいい感じですが、最終レンダリング用で使おうとすると、ノイズとるのに労力を使って、CPUレンダーより時間がかかってしまう代物の感じがします( ゚Д゚)

まだまだ発展途上なきもするのでこれからかもですが、宣伝的にCPU使うより速いっという感じに見えてしまうので、あまり期待しすぎると落胆してしまう物だったりするなーっと思ってます、、w


でも「ノイズ多くてもパッとすぐ絵がでてくる」 「CPUの結果とGPUの結果がノイズ以外はほぼ一緒」っという感じで作業段階だと結構使える代物になってるんじゃないかと思います。






実際使ってみて

□はじめ使うときとか


Mayaでの使い方メモですが、他DCCツールも似た感じになってるかと。
基本レンダーセッティングの所でCPUとGPUを切り替えられます。

以下導入に関して説明してある所があるのでこちらにリンク貼っておきます。

上記でもふれていますが、GPUレンダリングをする前にキャッシュを事前に計算させておくことが必要らしくメニューの「Utilities」→「Pre-populating the GPU cache」を押してキャッシュを事前に取っておくことが必要みたいです。

GPU キャッシュの事前生成↓


毎回キャッシュを取るために「Pre-populating the GPU cache」を押すのか、新規起動時&ドライバー更新、Arnoldバージョン更新時のみでいいのかちょっとはっきりしませんが、恐らく初回起動時はキャッシュ保存先のフォルダが無い状態なので、そのフォルダ作成を兼ねて一回押す感じなんじゃないかと思ってます。

初めキャッシュをためるらしいですが、なんかレンダリングすると都度データが更新されてるっぽいので、初めのキャッシュフォルダ作る意味合いでメニューからやる感じかも(違ってたら教えてください)

あとフォルダはWindowsだと「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\NVIDIA\OptixCache」にキャッシュがたまるようです、



「Pre-populating the GPU cache」を押した時、処理過程が100%行かないで途中で止まるっということもあるらしく、海外のフォーラムでも話題になってますが、キャッシュ先のフォルダがあれば普通にレンダリングした際にキャッシュが更新されているっぽいので気にしなくてもいい案件かと思ってます。

↓「Pre-populating the GPU cache」を押した時のエラーに関して話題が上がっているフォーラム





実際使ってみて 2

□テスト環境でレンダーした結果


□人体のテストシーンで軽く検証してみましたが、カメラAAの値3でCPUとGPUを同じ環境でレンダリングしてみた結果



■CPU


■GPU



CPUだとそこまでノイズでないサンプルでもGPUだと結構ノイズでちゃいます。でもレンダリング速度は同じサンプルのCPUレンダーの時より格段に速いです。

そんな感じでプレビュー用って意味だとレンダー結果が同じようにみえるので使えるんじゃないかと思ってます。




□Arnold デノイザー(noice)、OptiX デノイザーの結果違いに関して


デノイズ関連のArnold デノイザー(noice)、OptiX デノイザーの挙動に関してですが、検証した感じだとArnold デノイザー(noice)の方はGPUレンダーだと機能していないような感じがしました。

OptiX デノイザーはCPU、GPUレンダー共に機能している感じではありましたが、、静止画用って意味合いは変わらない結果だった感じです( ゚Д゚)

■Arnold デノイザー(noice) CPU版


■Arnold デノイザー(noice) GPU版(変化なし)






□バッチレンダリングに関して


一応GPUレンダリングの際もバッチレンダリング可能みたいです。

ですが自分の環境だとMaya側のメニューからバッチレンダリングはうまくいかず、コマンドラインからコードを打って実行したらレンダリングが回った感じでした、、、w

↓一応フォーラムでもバッチレンダリングは対応しているとは言ってたので連番レンダリングも大丈夫っといえば大丈夫ですが、、、。



まとめ

□GPUレンダラーはまだRedshiftかなと、、


もっと安定してきたりノイズの制度上がってきたらArnoldのGPUは結構使い物になるんじゃないかと思います。

デフォルトであるノードとか機能的にRedshiftよりやれることが多いのでフルCG映画とかアニメーションで使うのには期待できますが、CMとか短いショートムービーとかはRedshiftの方がコスパいいかなと思います( ゚Д゚)

SideFX Houdini SolarisとかでRenderManも最近注目されてきたので今後どうなってくかわかりませんが、まだまだレンダラー問題は続いていくかもですね、、、、w











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